EVENTインタビュー

歴史を彩るキーパーソンたち

天神コアのファッション・カルチャーを語る上で欠かせない、キーパーソンにインタビュー。
各時代における印象的な出来事をお届けします。

Q1 天神コアとのエピソードを教えてください

オープニングスタッフとして入社したのですが、当初の予算の4倍近く売り上げたのを覚えています。1996年〜1998年あたりがギャルファッションの全盛期だったので、2000年の福岡進出は少し遅いイメージでした。また地方の店舗なので、本部もそこまで売れるとは予測していなかったようです。東京から来た社員3名と、10〜20代前半の若いアルバイトスタッフ6〜7名の体制だったのですが、想像を絶するくらい売れて。店内がすっからかんになり、店長が慌てて本部に電話して商品を送ってもらう事態になりました。お会計の列が7階まで続くこともありましたね。福袋の販売時には私も警備員のごとく列を整理したり、セールのオープン時に走って入ってきたお客様に吹っ飛ばされたこともあります(笑)。スタッフはマックスで20名以上いる時もありました。

Q2 ここで手にした大切なものは

この時代をここで過ごしたんだという思い出です。昔は利用していたけど、今は入るのに抵抗があるという方もいますが、それは“天神コア=若い”というイメージが定着しているからで、強いエネルギーと若い求心力をずっと持ち続けています。今までも、そしてこれからの世代にも、それぞれの若い時代を思い出させてくれる場所であるというのは、本当にすごいことだと思います。

Q3 天神コアと言えば何でしょう

軸がぶれない場所ですね。昔は今ほどブランドやファッションビルの種類が多くなく、こういう格好がしたいからこの店に行くというのが主流でした。また、服を買うから財布もバッグもその店で買うというように、1つの店で全てを揃えることも多かったと思います。今は選択肢が広がって、買い回りをするようになりましたよね。だからこそ、時代が変わっても、自分達の服は絶対ここにある!と思わせる天神コアの強さはすごいと思います。

Q4 天神コアのその先に期待すること

変わらないでほしいですね。例えば「CECIL McBEE」はブランドロゴが刷新され、より親しみやすいものになりました。またアイテムも、昔はエレガントでかっちりしたスーツなどが多かったイメージですが、今は取り入れやすい商品ラインナップとなってきています。またフォックスファーのコートなど毛皮にも力を入れていましたが、時代とともに環境保護の観点からエコファーが取り入れられています。そんな風に時代の流れに沿って変化することもありますが、天神コアのように、“若い”というイメージを体現して維持できるビルの存在は、これからも必要だと思います。